だんだんと暑い日が増えてきておりますが暑いと炭酸飲料やスポーツドリンクやビールなど飲みたくなりますが、実はこれらの飲み物は【酸性】の飲み物なんです。
その酸性の飲み物を飲み続けたり、飲んだ後に歯磨きをしなかったりしていませんか?
pH7が中性とされていますが、歯の表面にある硬いエナメル質はpH5.5以下の飲み物を飲みすぎると溶けだすと言われています。
エナメル質が溶けだすと知覚過敏や虫歯の原因になってきます。
pH7 より値が小さいものは酸性飲料、値が大きいものはアルカリ性飲料となります。
水・ミネラルウォーターはpH7.0(中性)
近いものとして牛乳はpH6.8。
安全と思われる緑茶も中性ではなくpH6.3、
紅茶はpH5.5、
缶コーヒー pH値6.2
となっています。
ここからは危険な!酸性の飲料についてです!
オレンジジュース pH4.0
ビール pH3.9
スポーツドリンクはなんとpH3.5
炭酸飲料のコーラは更に低いpH2.2
という数値になっています。
夏の暑い時期は炭酸飲料や水分補給のためのスポーツドリンクを
飲む機会が増え、お口の中は酸性に傾きます。
もちろん飲むことがいけない事ではありません。
飲んだ時に工夫をすることで歯への影響を減らすことが大切です!
長時間ダラダラと飲むことは、常にお口の環境が酸性に傾くのでゆっくりジワジワと歯が溶けることになります。
歯への影響の対する工夫として、
・ダラダラと飲まない
・飲んだ後に水ですすぐ
・寝る前に飲むのを控える
・普段からしっかりと歯磨きをする
です。
工夫をして、これからの暑い季節を乗り切りましょう!
そして歯科医院での定期検診を受けて、健康なお口を保っていきましょう。
私達も精一杯お手伝いさせて頂ければと思います。
医療法人社団明徳会
福岡歯科 新川院
歯科医師 岡本静香